インハウスでの広告運用はノウハウの蓄積やコストの削減などのメリットがたくさんありますよね。
しかし、インハウスで広告運用を担当する人の中には、社内に相談できる人がおらず情報収集が大変、他業務との兼務であまり時間を割けないと悩まれる方もいらっしゃるようです。
「ぼっちマーケター」として幅広くマーケティングに携わってきたひかりさんもその一人。
自分のスキルを活かしながらもっと能力を深めたいと、今年 1 月にキーワードマーケティングへ入社してくれました。
そんなひかりさんに、マーケターとしての経験があるからこそ見える代理店で働くことの価値について聞きました。
前職ではマーケティング担当として様々な業務に携わってきたとお聞きしました。
新卒で入社した不動産システム制作会社では、内定者のときからインターンとして自社マーケティングを担当していました。検索広告の運用、LP 作成、メールマーケティング、オウンドメディア運営など B to B マーケでよく活用されている手法は一通りやりました。
目標は反響数(問い合わせ数)で、反響数を増やすためには何をするのも自由でしたね。
内定者の頃から自社マーケティングを任されて、いろいろな業務をやれるってすごいですよね!
「こいつできるじゃん!」って思ってもらえていたから任されていたとは思うんですけど、数値目標を達成できていたかというとそうでもなくて、「大成功!」みたいな施策は特になかった気がします・・・(笑)。
それでもいろいろなことを任せてもらえたのはなぜだったんですか?
当時の上司がかなり守ってくれたんですよ。「これをやりたい」「やったらこうなります」「コストはこれくらいかかります」と伝えれば、コスト面が NG じゃない限り好き勝手やらせてもらえていました。
月 10 万円くらいかかる MA ツールの導入提案をしたときは、上層部にやりたいビジョンを見せて納得してもらうのがすごく大変でしたね。
上層部への説得も新卒の頃からやってたんですか!?
そうですね。1 年目の終わりから 2 年目にかけてぐらいだったと思います。
マーケティングは未経験だったんですよね。
全くゼロからのスタートでしたね。
内定者でインターンをしていたときに突然社長から「広告運用やってみる?」と聞かれて、「(広告運用ってなんだ・・・?)やってみます!」となんとなく答えたのがきっかけでした。
自社マーケティングをする部署に配属になったんですが、わたしが配属されてすぐ、前任の担当者が異動になっちゃったんですよね・・・。
だから手を動かしながら自力で覚えていくという感じでした。管理画面を見るのも触るのも初めてだったのに(笑)。
広告運用をして、 B to B でリードを集めるために他に何ができるかというところでどんどん広げていって幅広くやらせてもらっていたというような感じでしたね。
内定者からその状況ってなかなか経験できないですよね・・・(笑)。ネガティブな感情はなかったんですか?
1 年目の 10 月くらいに、社長の鶴の一声で営業部のテレアポを一切止めるということがあったんですよ。一人 100 件ずつ毎日テレアポをしていたのが原因で会社の評判が落ちてきたらしく、「来月からテレアポやめよう!でも問い合わせは 3 倍目指そう!」って。
テレアポ業務がなくなった営業部の同期がいろいろ提案してくれて、名刺を入れた手紙を送ったりとかしたんですけど新規獲得ができなくて。結局 1 ヶ月後にはテレアポを再開したんですが、それがすごい悔しかったんです。
テレアポをしなくても新規獲得ができることを絶対に分からせてやるって気持ちでやってましたね。当時は家に帰りたくて仕方ない日もあったし、泣きながら仕事をする日もあったんですけど、トータルで見るといろいろなことを自由にやらせてもらえて楽しかったですよ。
たくましいです!
ひかりさんはそのあと転職されてるんですよね。やりがいのある職場を離れたのはなぜですか。
上司はいたんですが、施策について専門的な話ができる人がいなくてずっと一人でやっていたんですね。「この施策どうだろう」「やってみた結果どうだっただろう」とチームで議論しながらできる環境にいきたいと思ったのが転職のきっかけです。
たしかに同じ目標を持っている仲間と切磋琢磨できる環境は働きやすいですし、自分の成長にも繋がりますよね。
2 社目はどんな職種だったんですか?
1 社目で磨いたスキルを活かしたくて、オンラインマーケティングの担当として入社しました。サイト制作、広告運用、広告 LP 改善、オウンドメディアの成長施策などをやりました。
その会社はエンジニアやカスタマーサクセスがめちゃくちゃ優秀で有名な会社だったんですが、「マーケを伸ばせたら会社がもっと伸びるんじゃないか」「それに携わるって面白そう!」と思い入社しました。
20 代前半で自分のスキルをいかして「もっと会社を成長させられそう」って思えるってすごいです!それだけ 1 社目の経験が濃密だったんですね。
むしろ年齢的にまだ頑張れると思いましたね(笑)。もっと安定している会社からも内定をいただいていたんですけど、出来上がっているものをどうこうするよりもおもしろいんじゃないかと思って入社を決めました。
2社目の企業は創業したばかりのベンチャー企業だったのですが、会社のイケイケな雰囲気になかなか馴染めなかったんですよね。わたしの実力不足ではあるんですが・・・。
それに、社内体制の変更による同僚の異動が続き、気づいたらまたぼっちマーケターになっていました(笑)。
そうだったんですか(笑)。それで転職活動を始めたんですね。
はい。最初は同じように B to B マーケ職で探して、選考を受けたりもしました。これまでやってきたことの延長なので、ある意味「楽」な道だったんですよね。
でも面接を受けていく中で、「自分って何ができるんだろう」って思ったんです。いろんなことを幅広くやってきてはいたんですけど、どれも中途半端で、自信を持って「自分はこれだったら確実に成果出せます」ということが全然ないなっていう風に感じてて。
今回の転職活動はエージェントに依頼して、第三者の意見を聞きながら自分の将来についてじっくり考えました。
これまで幅広いマーケティング業務をご経験されてきた中で、「Web 広告運用」を選んだのはなぜですか?
マーケターとして幅広くやっていたときと比べると、「自分の武器はこれ!」と言いやすいし、分かりやすいかなと。
転職活動をしているときに「広告ってなんのために出しているんだろう」「広告をきっかけに商品を発見したり、出会う人がいるんだな~。これを仕事にしたら面白い気がするぞ」と、なんとなく思ってたんですよ。
そしたら、キーマケのサイトに似たような言葉を見つけて。
「誰かの人生の、分岐点になる広告を。」ですか?
そうそう!キーマケのサイトを見た瞬間腑に落ちたというか、「メッセージや伝えたいことがすごく分かるぞ!」と自分が感じていたことと繋がった気がしましたね。
そうだったんですね!キーマケのことはもともと知っていましたか?
何もかもが初めてで情報収集しまくっていたぼっちマーケター時代にブログ見ていましたよ!お世話になっていました。名前も頭に残りやすい名前ですからね(笑)。
他の代理店も受けたと思うんですが、キーマケのよかったポイントはどこですか。
オフィスは綺麗だし、受付の人はハキハキしてるし、すれ違うたびにみなさん挨拶してくださるので明るくていい人たちだな~って思いました。
明るいといっても、世間一般的にイメージされる広告代理店みたいにウェイウェイしてるというよりは、いい意味で真面目でオタク気質な人が多いですね、実際は(笑)。
たしかに(笑)。あとは面接のときにスタンダードを見せてもらって、運用の基本的なノウハウからテクニックまでが詳細かつシステマチックにまとまっていて驚きましたね。
インハウスマーケでやってたときはクリエイティブ作成も調整も直感やセンスに頼っている感じだったので、「代理店ってここまでするんだ!」と衝撃を受けた記憶がありますね。代理店は広告のプロなので当たり前かもしれないんですけど。
構築する際の注意点や入札の強弱の付け方などかなり細かいところまで明文化されていますよね。
代理店で働くようになって「よかった」と感じることを教えてください。
単純に一人でやってる、自社の一社をやってる頃に比べて、たくさんの案件を持たせてもらって、いろんな商材を見てるというのは、その商材を理解していくたびに面白いですね。
会社単位で言ったらかなりの数で、それぞれの商材を真剣に考えてる人が社内にいるという環境はとても勉強になるな~って思います。
B to C の商材で広告を出すのは初めてでショッピング広告とか出したことなかったですし、お問い合わせ数がめっちゃ付くっていうのが、B to B でやってた時とは全然違うことでした。動きがすぐ見えるのって面白いですね。
あとは、誰かがなにかに気づいたらすぐ共有してもらえるので、自分だけでやってるのとは全然スピードが違うなと感じます。代理店ならではだと思うんですけど、媒体と直接の関わりもあるので情報の行き来が早いなと思いましたね。
キーマケが在宅勤務になったとき、真っ先に「オンラインランチしましょう!」と声をあげたのがひかりさんでした。(実はひかりさんが入社してまだ 2 ヶ月くらいの頃)
入社直後に在宅勤務になってしまいメンバーとコミュニケーションが十分に取れていなかった新卒メンバーにとっても、週 5 で顔を合わせていたのに仕事で関わるメンバー以外との関わりが一切なくなって寂しい、お昼くらい顔を見たいけどちょっと照れくさくて言いづらいな・・・と思っていたメンバーにとっても、とてもありがたかったです!
キーワードマーケティングでは Google、Yahoo!、Facebook の広告媒体で半年以上の運用経験がある方を募集中です。
というように、少し先の入社を検討されている方も大歓迎です!
「カジュアル面談」は選考の前段階で、面談を通じてお互いの認識のズレをなくしたうえで、それでも選考を希望される場合にかぎり応募書類(履歴書・職務経歴書)をお送りいただいています。
まずは、カジュアル面談でお話しましょう!