こんにちは。九州佐賀支社で採用業務を担当している力久です。
今回の記事では、佐賀でデザイン業務を担当しているデザイナー山下さんにインタビューをしました。
Web広告代理店のデザイナーの大きな特徴は、制作したクリエイティブの成果を、クリック数などの具体的な「数字」で確認できることです。今回は、その「数字」と向き合うことが、いかにデザイナーのモチベーションや「やりがい」に繋がるのか、山下さんの言葉で深く掘り下げていきます。
現在、九州佐賀支社ではデザイナーの採用を実施しています。興味のある方はぜひ最後までご覧ください!
力久
まずは前職のお仕事について教えてください。
山下
はい。前職では酒造メーカーのインハウスデザイナーとして働いていました。販促品のデザインからECサイトの立ち上げ、商品開発、動画の撮影・編集まで、何でも屋と化していました(笑)。
力久
幅広い業務に携わられていたのですね。前職が酒造メーカーということで、広告業界へは異業種から挑戦だったと思うのですが、現在の仕事に慣れるまで苦労されたことなどありますか?
山下
前職でも広告バナーの制作経験はありましたが、主に食品系の映像広告が中心でした。そのため、様々な業種の「静止画」デザインに対応するスキルが求められる点は大きな違いでしたね。
ただ、入社直後は、デザインそのものよりも仕事の進め方で苦労した記憶があります。というのも、私は元々超アナログ人間なので、デジタルツールでのタスク管理に慣れるのには少し時間がかかってしまいました。今では、断然こちらのほうが効率的で楽ですけどね!
力久
そうだったんですね。傍から見ている限りでは、初めからすらすらと使いこなされている印象だったので、そのような苦労があったとは知りませんでした。
力久
業務内容について、具体的に教えていただけますでしょうか?
山下
私の主な業務は、Web広告で使用するバナーのデザインです。
仕事の流れとしては、まず東京本社の広告運用担当者から制作の依頼が来るところから始まります。
依頼時には、制作の背景やターゲット、トンマナ(デザインの雰囲気や方向性)といった必要な情報が、決まったフォーマットで共有されるので、その内容をしっかり確認してデザインの意図を正確に理解します。
もちろん、それだけで分からない細かい部分は電話やZoomでヒアリングしますし、自由度が高い依頼に関しては、「叩き台」となるデザイン案をお見せしながら、イメージをすり合わせていくアプローチを取ります。
一番大事なのはお客様の想いを汲み取ることなので、時にはお客様との打ち合わせに直接参加させてもらい、運用担当者の狙いと両方を深く理解した上でデザインに落とし込むようにしています。
力久
なるほど。運用担当者とは密な連携を取られているんですね。
力久
1日の業務スケジュールはどのように組んでいますか?
山下
日々のスケジュールは、納期や制作内容をもとに、すべて自分で優先順位をつけて管理しています。
業務内容は日によって様々です。既存デザインの別パターン作成といった軽めの依頼を数件こなす日もあれば、LPデザインのように数日かかる制作に一日中集中する日もあります。新規のデザインを起こす場合には、品質担保のため2〜3日の納期をいただきますね。
最近は、午前中に仕様が固まっているデザインの制作など手を動かす作業に没頭して、午後は気分転換を兼ねてコワーキングスペースでアイデア出しをすることが多いです。周りの景色が変わると気分転換になりとてもいいです!
あと、自分の作業の合間には、チームメンバーのデザインチェックやフィードバックも行っています。
力久
日々の状況に応じて、ご自身で柔軟にタスク管理をされているのですね。私も社内用のクリエイティブをたまに作るのですが、少しのデザインでも本当に時間がかかってしまうので、毎日集中して納期に間に合わせている山下さんは率直にすごいなと思います。
力久
山下さんは他のメンバーへのレクチャーも担当されていますが、メンバーのスキルアップのために具体的にどういった取り組みをされているのか教えてください。
山下
メンバーのスキルアップについては、大きく2つの軸で取り組んでいます。
一つは、短期的な視点で「制作物のクオリティを向上させる」ための個別フィードバックです。こちらは、余白や文字組といった具体的なデザインの品質を上げるための指導ですね。なぜそうするのか、意図を丁寧に伝えながら一対一で行っています。
もう一つは、長期的な視点で「デザイナーの感性を磨く」ための取り組みです。月に一度「デザインショート・ブレスト」という勉強会を開き、各自が見つけた良いデザインについて発表し合います。自分の考えを言語化する訓練を通じて、デザインの発想力を養うのが目的です。
力久
個別フィードバックされている風景をよく目にするのですが、ほんとうに丁寧に一人一人にアドバイスをされていますよね。他のメンバーも自分から積極的に山下さんに相談しにいく場面もよくみるので、そういうお互いの関係性がデザインメンバーのスキルアップにも繋がっているのではないかと感じました。
力久
デザイナーの仕事は、日々アイデアやセンスが問われることも多いかと思います。そんな中で、山下さんがこの仕事をしていてやりがいに感じるのはどんなときでしょうか?
山下
私は、デザインとは商品を手に取る方との「コミュニケーション」だと考えています。自分のつくったものでそのコミュニケーションが成立し、お客様のビジネスに貢献できたと実感できた瞬間に、最も大きなやりがいを感じます。
その成果を客観的に示してくれるのが、運用担当者から共有される「数字」です。制作したクリエイティブが良い結果につながったときは、本当に嬉しいですね。
もちろん、そこで満足するのではなく、制作後も「次の一手」をチームで考え続けます。この一連のプロセスすべてが、やりがいにつながっていると感じています。
そしてもう一つは、ふと面白いアイデアを閃いた瞬間です。「脳汁が出る」という表現がありますが、まさにあの感覚です(笑)。その瞬間を味わえるのも、この仕事の醍醐味だと思います。
力久
山下さんらしい表現の仕方ですね(笑)。きっとデザイナーならではの感覚だとは思うのですが、私もその感覚を1度味わってみたいです。
デザインについて常に追求されているのが伝わってきましたが、山下さんの今後の目標について教えていただけますか?
山下
キーマケから出てくるデザイン物は全てクオリティが高いと思われるように頑張りたいです。
力久
最後に、どのような人がデザイナーに向いていると思いますか?デザイナーを目指す方へメッセージやアドバイスをお願いします。
山下
私もまだまだなので、アドバイスというのもおこがましいですが、自分自身で制作したものに対して常に改善点を探っていける人は向いているのかなと思います。
また、デザインに加えて、写真が撮れる、イラストが描ける、あるいは文章を書くのが得意などといった「プラスアルファの武器」を持つことも強みになると思うので、まず何から始めたらいいかわからないときは自分の得意なことを見つけ出すのがいいと思います!一歩ずつ、がんばってください!
今回の記事でご紹介したように、九州佐賀支社では Web 広告に関するさまざまなオペレーション業務をおこなっているため、メンバーそれぞれが得意とする分野で活躍するチャンスがあります!
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